「ぷくぷく」は朝鮮の言葉で「プク/푹/puk」が「ゆっくり」という意味であることから、その音をかさねて名づけました。
定款の第1条に「わたしたちは、しょうがいしゃであるまえに、にんげんである」という当事者の主張を一番大切にすることをかかげています。
障がいある人が自信をもちじぶんらしく生きていける社会はだれもがいきやすい社会である!私たちは障がいのある人の地域でのくらしを支えられるように、地域社会や環境をかえるよう積極的に行動していきます。
地域とは入所施設や病院ではなく、人がすみたいと思うところです。障がいのある人がすみたい地域で、ごくふつうに社会とつながって自分らしくいきていくことをささえ続けることが必要です。
日々の支援やケア、関わりをとおして、障がいある人にちょうどいいと感じていただけるような行動をし、ともに歩んでいきたいです。
支援者はおしつけず、でしゃばらず、さきばしらず、一緒にともに考えるスタンスはこれからも心がけなければならないことです。
日中さぎょうしょ支援
一人ひとりが得意なことやできることで力をだしあい、みんなの力をあわせればいろんなことに取り組めるという思いがあります。発足当初から厳選した材料で作る焼き菓子づくりを活動の中心にしてきました。また、生活介護事業所であっても、工賃を少しでもうみだす方向で活動を組み立て、事業所内での作業だけではなく、施設内での清掃実習や地域清掃ボランティア、ポスティングや出張販売などにもでかけています。リサイクル店も運営しています。また、利用している方たちの加齢にともなっても取り組めるように軽作業(内職など)やアート活動、体操などのレクレーション活動も充実しています。日中作業所4か所の給食提供については自家調理方法で調味料や食材は少しでも安心できるものを扱い、セントラルキッチンで大量調理を実施しています。来年は授産活動の充実と改善を図るために新拠点の開設をIR吹田駅近くで予定しています。
はたらく支援
福祉作業所が社会にあるということはそれだけ障がい者を受け入れる雇用先や日中をすごせる場がないからで、決して喜ばしいことではない、という考えのもと、ジョブコーチ等の仕組みを発展させていたカリフォルニアに学ぶ研修ツアーなどを重ねました。2001年には、大阪府障がい者雇用支援センターステップアップ事業を受託し、2006年に「障害者就業・生活支援センター」として国の指定を受けました。現在の登録者は、就労在職中の方580人、求職中の方293人、その他37人、合計910人おられ、就労定着・継続のための支援や就職活動の支援、また雇用事業所からの相談受付や企業訪問支援等を行っています。2010年に就労継続支援B型事業所を開設。本人ニーズに応じて一般就労への送りだし支援も大事にしています。
ちいき生活支援
親なき後の生活支援ではなく、福祉制度がなかった時代からも自主活動で取り組みを進めてきました。また、2003年4月支援費制度にあわせ、各種養成講座を開講し、ヘルパー事業所もたちあげました。地域生活の選択肢の一つとして少人数でのグループホームを開設。1998年市営住宅でグループホーム運営のさきがけとなりました。個別にヘルパー利用や医療との連携もしながら看取りの支援も進めてきています。また、長期入院からの退院促進や入所施設からの地域移行も積極的にとりくんできています。2019年吹田市内の相談支援体制がかわり、障がい者相談支援事業所1か所の委託を受け実施しています。